
古着には、その時代やブランドの歴史を物語るヒントがたくさん詰まっています。特に、タグや年代を知ることでアイテムの価値や希少性を見極めることができます。今回は、古着選びをもっと楽しく、賢くするための豆知識をご紹介します!
1. タグから分かること
タグにはブランド名や製造地、年代、素材情報など、多くの手がかりが詰まっています。以下のポイントをチェックしましょう。
ブランドロゴのデザイン
- ロゴの変遷
有名ブランドのロゴは、時代によってデザインが変化します。例えば、Levi’sの赤タブは「BIG E」と呼ばれるEが大文字のものは1960年代以前のもの。それ以降は小文字になっています。 - 字体の違い
ロゴのフォントや配置が微妙に変わることもあるため、年代を特定する際のヒントになります。
タグの素材や形状
- 紙タグ vs 布タグ
紙タグは使い捨てられることが多く、古いアイテムでは貴重な存在。布タグの場合、刺繍や印刷の違いで製造時期を推測できます。 - 縫い付け方
タグが縫い付けられている場合、その縫製技術や糸の種類もヒントになります。
製造地
- メイド・インの表記
「Made in USA」や「Made in Japan」などの表記は、古着の年代や製造場所を特定する助けになります。一部のブランドでは、特定の国で製造されたある時期が希少とされることがあります。
2. 年代を特定する方法
年代を特定するためには、タグだけでなくデザインやディテールもチェックする必要があります。
素材の進化
- ポリエステルの台頭
1970年代にはポリエステルが広く普及しました。それ以前はコットンやウールが主流だったため、素材感で年代を推測できます。 - ケアラベルの有無
ケアラベル(洗濯表示)が導入されたのは1960年代以降。それ以前の古着には、洗濯方法が記載されていない場合があります。
縫製技術の変化
- シングルステッチ vs ダブルステッチ
Tシャツの裾や袖の縫製がシングルステッチ(一本縫い)の場合、1990年代以前の可能性が高いです。それ以降はダブルステッチ(二本縫い)が一般的になりました。
サイズ表記
- 文字サイズと形式
古い年代のアイテムは、現在と異なるサイズ表記が使われていることがあります。例えば、ヴィンテージのアメリカ製品では「M」「L」ではなく数字で表記されている場合があります。
3. 特定年代のアイコン的特徴
1950~60年代
- 特徴:細かなディテールに凝ったデザインが多く、刺繍やボタンに高い品質が見られる。
- 例:ヴィンテージのワークシャツやレーヨン製のハワイアンシャツが人気。
1970~80年代
- 特徴:派手なカラーリングやユニークなプリントが目立つ時代。
- 例:バンドTシャツやフレアデニムが象徴的。
1990年代
- 特徴:ミニマルでシンプルなデザインが流行。ロゴやブランド名が目立つアイテムが多い。
- 例:ナイキやアディダスなどのスポーツブランドのアイテム。
4. ブランドごとの年代識別ポイント
Levi’s(リーバイス)
- 赤タブの「BIG E」(大文字E)は1960年代以前。
- ボタン裏に番号が刻印されている場合、特定の工場で製造されたもの。
Champion(チャンピオン)
- タグに「RUNNING MAN」が描かれているものは1970年代以前。
- リバースウィーブ(Reverse Weave)のタグで「Cマーク」があるものは1980年代以降。
Nike(ナイキ)
- 初期のスウォッシュ(ロゴ)の形状や、「Made in USA」の表記が年代特定の手がかり。
5. 古着選びがもっと楽しくなる豆知識
- ケア方法も学ぼう
古着は年代や素材に応じたケアが必要です。特にデリケートな素材は、クリーニング店に依頼するのがおすすめ。 - コレクターズアイテムを探そう
一部の古着はコレクターズアイテムとして高値で取引されることがあります。例えば、ビンテージのバンドTシャツや、デニムジャケットの「片耳セルビッジ」など。
まとめ
古着のタグやディテールをチェックすることで、そのアイテムの歴史や価値を深く理解できるようになります。これらの知識を身につけることで、ただのファッションアイテムではなく、自分だけの特別な一品を見つける楽しみが増します。
次回の古着探しでは、ぜひタグやディテールをじっくり観察してみてください。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません!
あなたのお気に入りの古着や、見つけた面白いタグ情報もぜひ教えてくださいね!
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